梅毒とはどんな病気?
梅毒(ばいどく)とは、トレポネーマ・パリダムという細菌によって引き起こされる性感染症(STD)です。かつては「過去の病気」とされていましたが、近年では日本国内でも感染者が急増しており、若年層や女性の間でも広がりを見せています。
どうやって感染するの?
梅毒は主に性行為(膣性交・アナル・オーラルセックス)を通じて感染します。その他にも、以下のような経路があります:
- キスや口腔粘膜の接触
- 感染部位(しこり・潰瘍)への皮膚・粘膜接触
- 母子感染(妊婦から胎児へ)
- まれに輸血や注射器の使い回しなど
性器に症状が出ると思われがちですが、喉・口・肛門周辺にも感染します。
症状は?どんなふうに進行する?
梅毒は感染後すぐに症状が出るわけではありません。段階的に進行し、時に何年もかけて体内で悪化していきます。
- 第1期(感染後3週間前後)
感染部位にしこりや潰瘍が現れますが、痛みがないため見逃されやすいです。通常は1〜2週間で自然に消えますが、完治したわけではありません。 - 第2期(数ヶ月後)
体全体に発疹が出たり、リンパ節が腫れたり、微熱・脱力感などの全身症状が現れます。この段階でも自然に消えることがあります。 - 潜伏期
症状は見えなくなりますが、体内では菌が生き続けています。数年経過しても気づかないケースもあります。 - 第3期・第4期(感染後数年〜)
心臓・脳・神経系にまで影響が及ぶことがあり、視力低下・記憶障害・歩行困難など、取り返しのつかない後遺症を残すことがあります。
症状がなくても感染していることがある
梅毒は「症状がないから大丈夫」と思いがちですが、無症状のまま他人にうつしてしまうケースも少なくありません。特に女性の場合、症状に気づきにくく、知らないうちにパートナーや胎児へ感染させてしまうこともあります。
なぜ早期発見が大事なの?
- 早期であれば抗菌薬(ペニシリン系)で完治可能
- 進行するほど治療が長期化・後遺症リスクが上がる
- 自覚症状がなくても感染の恐れがある
- 妊婦の梅毒感染は胎児の命に関わる
検査のすすめ
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放置すればするほど治療が大変になります。
心当たりがある方は、迷わず検査を受けましょう。